●現在地
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「石」と「俵」はどちらも米の量の単位ですが、一石は兵一人が一年に食べる量とされて軍事動員力を示す石高制の基礎単位、俵は単に米を流通のため包装する単位で性格が異なります。
江戸時代の武士の収入には「石」と「俵・扶持」の表記がありますが、領地を与えられ、そこから収納する石高の年貢を収入とする建前の上・中級層が「石」、領地を持たず、米の現物支給を受ける軽輩の収入が「俵・扶持」で表されたのである(蔵米知行)。知行の換算は、 米1俵 = 1石 = 金1両(名目レート)また蔵米5俵 = 1人扶持(1日5合換算の端数切り上げによる)であった。
なお、幕府の御家人の知行1石が蔵米1俵に相当するのは、以下の通りの計算である。
天領の税率が四公六民なので、知行1石からは武士に対しては4斗の収益となる。これを精米することにより約3斗5升となり、蔵米の精米1俵分とほぼ同等となる。
彦根城の米蔵に5万石、兵5万人の1年間の米が幕府からの預かり米として備蓄されていた事で彦根藩の重要さが良くわかります。
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