出火原因 沖縄県警や消防局の実況見分では、正殿北側の分電盤から出火時も一部の配線系統は通電されていたこと、コンセントに延長コードを介して、照明器具につなげた通電状態にあった延長コードに焼け溶けた跡が見つかり、コードは30カ所以上に分散していた。正殿外から分電盤に電気を引き込む配線1カ所にも溶けた跡があった。科捜研で鑑定した結果、周辺の火災熱によって配線の銅線が切れ、断面部が溶けて球形状の塊ができる溶融痕とみられる物は確認できたが、火災原因につながるショート痕とは断定できなかった。
1986年に国営沖縄記念公園首里城地区の整備が閣議決定された。これ以降、主に国策事業として復元は行われることになる。復元の最大の難関は、首里城がどのような城だったのか、正確な資料がなかったことだ。消失前の首里城の設計図や画像は残されていなかった。高良倉吉氏や平良啓氏といった研究者が歴史資料を博捜し、幼少時に首里城に忍び込んで遊んだ古老の記憶などを頼りに、1992年の正殿の復元にこぎつけた。関係者の方々の英知と努力の結晶で、33年の長い年月を費やし2019年3月に全ての復元整備工事が完了した。
その関係者の方々の英知と努力の結晶を「コンセントに延長コードを介して、照明器具につなげた通電状態にあった。延長コードに焼け溶けた跡が見つかり、コードは30カ所以上に分散していた」(タコ足配線)この一事の日常をもってしても、(たとえ出火原因が特定出来ないにしろ)長い年月と予算をかけた文化遺産を維持していく意識の欠如、現場経験者なら誰でも解るコンセントからコードを抜いて退出する、この防火意識の無さ。がある組織(沖縄美ら島財団・那覇市・沖縄県)である限り再建してもまた同じ事が起きると思います。
玉城デニー知事は「管理者としての責任は重く受け止めている」との談話を出した。この言葉を信じ、防火や管理体制の十分な検証、再発防止に向けた議論を行っていって欲しいと思います。 再建・復興を願ってやみません。
とここからは色々あった事を忘れて先立つものの話です。
再建へのご寄付
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