●現在地 ●現在地
●現在地
彦根城博物館の中央に建つ能舞台は、表御殿の中で唯一現存する江戸時代の建物です。(彦根市指定文化財)
この能舞台の特徴は、舞台・後座(あとざ)・橋掛りの下から見つかった漆喰製の桝にあります。この桝には音響を高める効果があり、当時十分な配慮のもとに設計されていたことがうかがえます。
御広間棟と御書院棟の間の空地には、1800(寛政12)年に能舞台が建立された。発掘調査でも、この能舞台の「舞台」・「後座(あとざ)」と「橋掛り」の床下から漆喰製の枡を検出した。舞台と後座の枡は、幅5.6メートル、奥行8.3メートル、深さ0.9メートルを測り、橋掛りは幅1.7メートル、長さ9.8メートル、深さ0.5メートルと巨大なものである。能舞台は、通常、床下に甕を配して音響効果を高める工夫がなされるが、この能舞台では床下全体を掘り下げ、漆喰枡を用いて音響効果を高めていた。近年、大名屋敷の発掘調査の増加に伴って、本例のような能舞台の床下を漆喰枡とする類例が増加している。今後、注目したい遺構である。 (彦根城博物館説明文より引用)
●現在地
表御橋橋
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