14〜15世紀頃、沖縄本島での群雄割拠時代、グスクは石垣づくりへと進み、各地に築かれるようになります。珊瑚礁から生成される琉球石灰岩(グスクの石材)は多くの気孔を含み、軽く、加工しやすい為、沖縄の城「グスク」の特徴である石垣が緩やかなカーブを持つ曲線城壁が築かれていった。石垣を屈曲させ横矢(側面攻撃)を掛けている。また「グスク」の門は、石垣・城壁の一部に穴を開けた「石造アーチ門」が多いです。織田信長や豊臣秀吉が天下統一を目指した16世紀後半に石垣づくりの城郭が普及するのですが、琉球ではそれよりも100年以上前に総石垣のグスクが築かれていたわけです。
グスクの石垣の主な積み方・野面積み・布積み(切石積み)・亀甲積み(相方積み)
野面積み 糸数城 野面積み 具志川城
布積み 勝連城 布積み 中城城
亀甲積み 首里城 亀甲積み 中城城
アーチ門 浦添城 アーチ門 中城城
外郭石垣
大隅石垣
大隅石垣
大隅石垣
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