東ノ丸は生駒氏にかわって入府した松平氏によって新造された部分で、1671年(寛文11年)頃より行われた大改修の際に北方の海辺を埋め立てて築かれた曲輪です。
海辺の為、地盤が軟らかい場所に石垣を築くとき角度を90度でなく鋭角75度から80度で積み崩れにくくしてある。
艮櫓は、延宝5年(1677)に東の丸の北東の隅櫓として建てられたものです。
この3重3階、入母屋造、本瓦葺きの隅櫓は、昭和40年(1965)に当時の所有者であった日本国有鉄道より高松市が譲渡を受け、国庫、県費の補助金を得て、同年10月より工期2年、工事費2800余万円を費やして解体修理を行い、昭和42年(1967)に太鼓櫓跡に移築復元されました。重要文化財。
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