san-nin-syuの城旅

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「歴史を廻る会」の活動の様子をお伝えします。

              ★San-nin-syuの城旅「歴史を廻る会」の活動の様子をお伝えします★ 右サイドバーカテゴリーより見たいお城をクリックしてください★

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 太鼓御門(大手御門)

●現在地 太鼓門説明板 石碑 旭橋 旭橋より見る中堀 旭橋より見る太鼓櫓 太鼓門高麗門 高麗門 旭門 案内図 枡形内埋門 ① ② ① 笑い積み 大きな石を中心に置き小さな石を周りに積んで、大きな石が口を空けて笑ったように見立てた積み方です。 生駒親正藩主の遊…

第39回特別展「甲斐の勇者─その原像を探る─」

672年に勃発した天智天皇の皇位継承をめぐる古代日本最大の内乱である「壬申の乱」。奈良時代に成立した歴史書『日本書紀』には、大海人皇子(おおあまのみこ─後の天武天皇)方の騎兵として甲斐国から動員された人物として「甲斐の勇者(かいのたけきひと)…

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 太鼓御門 移築艮櫓

東ノ丸は生駒氏にかわって入府した松平氏によって新造された部分で、1671年(寛文11年)頃より行われた大改修の際に北方の海辺を埋め立てて築かれた曲輪です。 海辺の為、地盤が軟らかい場所に石垣を築くとき角度を90度でなく鋭角75度から80度で積み崩…

春日大明神に祈る 時代を変えた兵(つわもの)ー頼朝・義経から幕末までー

源頼朝の奉納墨書が在る鼉太鼓、国内外に唯一無二と賞される義経奉納の籠手、黄金の装いに自署(花押)を書き連ねた足利家奉納の兵庫鎖太刀など、春日大社には武士たちが祈りを込めて捧げた珠玉の国宝が数多く伝わります。絶対の勝利が予知できない戦場に赴…

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 東の丸 2

余談です。高松城の初代藩主は水戸黄門のお兄さん。兄を差し置いて水戸藩の藩主となった黄門さまは自分の跡取り(水戸藩主)に兄の子を迎えました。それに感動した兄は黄門さまの子を高松城の藩主として迎えます。以後250年、明治維新まで実子の無い時こ…

「戦国近江へのいざない:佐々木六角氏と観音寺城」東京講座

近江源氏佐々木六角氏は、源平の合戦の戦功により、近江守護職に補任され、織田信長が足利義昭を擁して上洛するまで、約400年にわたって中世近江を統治します。まさに中世近江は佐々木六角氏の時代といえるでしょう。こうしたことから県内には佐々木六角氏が…

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 東の丸 1

東の丸 1671年(寛文11年)の松平氏による大改修で、北の丸と共に北方の海辺を埋め立てて築かれた曲輪です。主に米蔵や艮櫓、巽櫓などが建てられた。海辺の為、地盤が軟らかい場所に石垣を築くとき角度を90度でなく鋭角75度から80度で積み崩れにくくし…

特別展 源頼朝が愛した幻の大寺院 永福寺と鎌倉御家人

神奈川県立歴史博物館 鎌倉の二階堂にある国指定史跡永福寺(ようふくじ)跡。かつて源頼朝は、奥州合戦で平泉藤原氏を滅ぼした際に、中尊寺・毛越寺・無量光院をはじめとした北の都の絢爛豪華な浄土世界を目の当たりにし、その文化を鎌倉に持ち帰りました。そ…

縄張図片手に廻る屋嶋城(やしまのき) 2

1998年、屋島のふもとに住む平岡岩夫さん(77)は「幻の城」を探していた。中大兄皇子が唐と新羅の侵攻に備えて667年に築かせた山城とされる「屋嶋城(やしまのき)」。日本書紀に記述はあったが、その存在を示す石垣は見つかっていなかった。 城の痕跡をた…

北斎ブックワールド ―知られざる板本の世界― すみだ北斎美術館

江戸時代に描かれた浮世絵の形態のひとつに、板本(はんぽん)があります。北斎は物語の挿絵であったり、自らの絵を集めた絵手本(えでほん)であったりと、たくさんの板本を出版しました。本展では、北斎や門人が描いた板本作品約110点を展示。江戸時代から…

縄張図片手に廻る 寄り道して屋嶋城(やしまのき) 1

屋嶋城は二重防御の城である 。浦生(うろ)地区の遺構は、進入路を塞いだ遮断城で、大野城と水城・鬼ノ城と水城状遺構と同類とされている。 私は浦生石塁を訪れたことはありませんので説明の為の上の写真2枚を『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用させ…

三好山・芥川城を居城とした戦国武将 三好長慶にせまる

2022年は三好長慶の生誕500年とされる年です。阿波(徳島県)に生まれた長慶は幼くして三好家の当主となり、のちに主君・細川晴元や将軍・足利義輝を破って、畿内でその存在感を示しました。高槻市の中央部に位置する芥川城(芥川山城)は三好長慶の居城のひ…

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 北新曲輪月見櫓(着見櫓)

① ①『古今讃岐名勝図絵』 梶原藍水 著 高松城海上からの眺望 国立国会図書館デジタルコレクションインターネット公開(保護期間満了) 瀬戸内海に映える西の丸、二の丸、三の丸、北新曲輪、米蔵曲輪の各櫓、白塗壁の美しさは想像を超えるものがあったと思い…

三好山・芥川城を居城とした戦国武将 三好長慶にせまる

2022年は三好長慶の生誕500年とされる年です。阿波(徳島県)に生まれた長慶は幼くして三好家の当主となり、のちに主君・細川晴元や将軍・足利義輝を破って、畿内でその存在感を示しました。高槻市の中央部に位置する芥川城(芥川山城)は三好長慶の居城のひ…

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 三の丸 北新曲輪月見櫓瀬戸内海側

●現在地 飛竜丸。初代高松藩主松平頼重在世の寛文9年(西暦1669年)に、藩主の御座船として造られ、のちに、新造された御座船にも同じ名称が使用された。飛竜丸については、「御船□□役心得方覚書」に「2人掛り48挺立(大櫓)、水夫90人、凡(およそ)石目109…

企画展 武蔵武士と源氏 -鎌倉殿誕生の時代

比企地域には、畠山重忠の館跡と伝わる菅谷館をはじめ、武蔵武士に関する遺跡が各所に残ります。また源頼朝の流人時代を支えた比企氏や源範頼など、歴史の表舞台で活躍した人物に由縁の地が残され、地域にその歴史が刻まれています。本展では、武蔵武士の本…

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 三の丸 北新曲輪月見櫓(着見櫓)城内側

●現在地 上段の落積(谷積)部分は江戸時代、土塀白塗壁でしたが明治時代に撤去され、その後積み直されたと思います。高松城の瀬戸内海側の石垣上の土塀白塗壁、櫓は撤去後、皆、石積みにて補強されています。荒天時の瀬戸内海の波を考慮したものだと思いま…

「南山城跡とその時代」

南山城跡は倉敷市真備町・船穂町にあった中世山城です。連続堀切(ほりきり)、畝状竪堀群(うねじょうたてぼりぐん)、土塁(どるい)、櫓台(やぐらだい)を組み合わせた強力な防御施設を持つことから、多くの注目を集めてきました。 このたび岡山県古代吉…

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 二の丸 2 水門 

●現在地 ●現在地 ●現在地 赤線内の痕跡 二ノ丸と三ノ丸の間の水門は、堀と海を唯一つなぐ重要な役割を担っています。『旧高松御城全図』(香川県立ミュージアム蔵)には水門は描かれず、枡形が描かれています。また、二ノ丸北側の石垣には、石垣を一度取り壊し…

「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」国宝 向日葵雄鶏図/伊藤若冲筆

本展は、宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵する皇室の珠玉の名品に、東京藝術大学のコレクションを加えた82件の多種多様な作品を通じて、「美の玉手箱」をひも解き、日本美術の豊かな世界をご覧いただくものです。代々日本の文化の中心に位置して美術を保護、奨励し…

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 二の丸 1

●現在地 ●現在地 ●現在地 本丸 鞘橋 内堀 二の丸 ●現在地 本日もブログを見て頂きありがとうございます。 感謝申し上げます。お城でお会いできる日を楽しみにしています。 本サイトの内容(写真の説明、記事等)に誤りが含まれている可能性もあります。 どうか…

浮世絵動物園 太田記念美術館

浮世絵にはさまざまな動物が登場します。ペットとして愛される猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛など身近な動物はもちろん、おめでたい鶴や亀、舶来の象や豹、はては地震を起こすとされた鯰までもが描かれます。また浮世絵師たちは、想像力を駆使し擬人化し…

縄張図片手に廻る高松城(讃岐国) 

① ② ③ ④ ① 高松城は、香川県高松市玉藻町にある。国の史跡に指定されている。 高松城は別名「玉藻城」、万葉集で柿本人麻呂が讃岐国の枕詞に「玉藻よし」と詠んだことに因み、高松城周辺の海域が玉藻の浦と呼ばれていたことに由来するとされている。 ② 城郭…

令和4年度 第1回企画展 「江戸城の事件簿」

江戸城は将軍とその家族をはじめとした生活空間であり、老中や若年寄ほか諸役人の政務空間でもありました。 多くの人が生活し、出入りする江戸城では、盗みから刃傷沙汰(にんじょうざた)まで数多くの事件が起こり、また、地震や火災などの災害にも見舞われ…

縄張図片手に廻る日本で唯一の円郭式城郭 田中城 移築された建造物

旭傳院に城門が移築され現存している。 平島口の門を規模を縮小して旭傳院の山門としたか、城内屋敷の門を移築したのかはっきり分かっていません。 田中神社は、今からおよそ410年前、甲斐の武田信玄が領土の安泰のために田中城を増築し、守護神として宇迦之…

名古屋城振興協会所蔵品展「火縄銃」

名古屋城振興協会が所蔵する火縄銃コレクションは、火縄銃だけではなく、弾丸を造る道具や周辺道具まで網羅しており、火縄銃に初めて触れるには最適な作品群です。 この展覧会では、それらを一堂に展示し、火縄銃をじっくりと見ることから始めて、構造や発砲…

縄張図片手に廻る日本で唯一の円郭式城郭 田中城 二之丸堀 本丸

●現在地 本丸及び二の丸跡には西益津小学校が、三の丸には西益津中学校がそれぞれ設けられ、遺構の保存状況は必ずしも良くないが、一部の水堀及び土塁が残る。 大手二の門に架けられていた木橋。当時とほぼ同じ場所に同じ大きさで再現しています。 ●現在地 ●…

「首里城正殿の屋根2022」展

沖縄文化研究所創立50周年記念プロジェクトのひとつとして5月から8月にかけ、法政大学市ヶ谷キャンパスにて3つの展示を行います。この展示は、法政大学創立以来140年あまりの教育・研究の個性を6つのテーマで表すテーマ展示(「市民」と「地域」への視点…

縄張図片手に廻る日本で唯一の円郭式城郭 田中城 新宿二之三ヶ月堀

●現在地 ●現在地 この門だけ三ヶ月堀は設けられなかった。 ●現在地 ① ① 穴山梅雪の領国であった江尻城は巴川を背後に控え各虎口に丸馬出しが設けられていた。堀も巴川の水が引き入れられた水堀であった。現在は市街地化により、当時の姿は残っていないが、本…

砂の地盤に「ろうそく石」 淀城

徳川2代将軍の秀忠が建てた淀城で、石柱を使った独特の免震構造が京都市埋蔵文化財研究所による発掘調査で判明した。水害にもろい砂地の地盤対策とみられ、専門家は「武家建築を考える上で貴重な発見」と話している。 詳しくは 砂の地盤に「ろうそく石」 淀…